現役SEが語る災害が発生した時のサーバと電源の大事さについて

2018年1月からさくらインターネットでVPS(仮想専用サーバ)を借りてLinuxの勉強をしたりWordpressでブログを書いている投資混浴エンジニアのすずめ８(@suzume8_vc) です。

2018年7月から純金積立、投資信託、日本株など投資関係と青森県酸ヶ湯温泉の混浴の記事が伸びているため、投資混浴エンジニアと名乗ってますw

2018年9月6日早朝に北海道で最大震度6強の大規模な地震が発生しました。

20年近くIT業界でシステムエンジニアをしている俺が地震が発生したときのサーバと電源の大事さについて書いていきたいと思います。

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俺が借りている環境について(2018年9月6日更新)

さくらインターネットのVPS(仮想専用サーバ) は2018年9月時点で国内3か所(東京、大阪、石狩(北海道))から選ぶことができます。

俺がサーバを借りたときになんとなくですが石狩(北海道)を選択しました。

北海道が好きだからという短絡的な考えもありますw

災害が発生した時のことを考えて場所の選択をすることはありませんでした。

なぜならサーバが置かれているデータセンターはかなり頑丈で、大規模な災害が発生しても基本的にはびくともしない構造となっていることを知っているからです。

独身時代はサーバを買って自宅に置いて勉強していたことがあります。

いわゆる自宅サーバってやつですね。

今回自宅サーバではなくさくらインターネットでVPS(仮想専用サーバ)を借りた理由は以下の通りです。

電気代と音はどうすることもできません。

省電力や静音のサーバもありますが、それでも全く電力がかからず、音もしないサーバはありません。

停電もUPS(無停電電源装置)があれば、数分程度の瞬停であればバッテリーに切り替えて耐えられますが、数時間の停電には耐えられません。

話がそれますが、UPSは日本語で無停電電源装置と訳されるため、停電しても稼働し続けるように誤解されることが多いですが、一般的には安全に機器を停止させるために使用します。

ノートパソコンのバッテリーのように何時間も電源供給せずに稼働し続けられるUPSはそれこそ個人や一般の企業が買えるような値段ではなく、データセンターなどを運営する大規模な企業が購入するものです。

一般に電気店で売られているUPSのバッテリーは通常5-10分程度です。

つまりそれ以上に停電するとバッテリーで稼働できなくなり、機器を停止させる必要があります。

興味本位で価格ドットコムでUPSのレビューを見ました。

「停電が来ても怖くない」と書いてるレビューがありましたが、正確には「停電が来ても(サーバが安全に停止できるため)怖くない」です。

決して、「停電が来ても(何時間も稼働し続けられるため)怖くない」ではないので誤解しないようにしてください！

安全に機器を停止させるためにはUPSだけではなく、機器を停止させるソフトウェアを使用する必要があります。

ニュースで見ると、2018年9月6日朝8時時点で北海道内で295万世帯近くが停電しているようです。

その後、確認したところ2018年9月7日朝6時時点で約130万世帯が復旧したそうです。

飛行機や電車なども止まってます。

最新の情報はJR北海道や各航空会社のホームページを見てください。

北海道内で最大の火力発電所が停止している(道内の約半分の電源供給を担っていたらしい)ため、北海道内全域で停電が発生しているようです。

今のところ、俺がブログを書くことができているのはさくらインターネットの石狩リージョンで非常用発電装置を使って電源供給を行っているからだと思われます。

さくらインターネットでは”無給油でも約48時間の連続供給が可能”と謳って(うたって)ます。

今後、北海道内で48時間以内に停電が解消しないと非常用発電装置も持たない可能性があるため、サーバの停止なども検討する必要があります。

さくらインターネットからの公式情報を確認したところ、2018年9月7日朝10時時点では非常用発電装置を使って電源供給を行っており、加えて北海道電力から稼働に必要な電力の50%の供給が再開されたとのことなので、より長い時間の稼働が行えるようになったとのことです。

2018年9月8日午後14時05分に非常用発電装置の稼働を停止したとのことですが、北海道全体で電力が不足しているとのことなので、今後の動向を踏まえて必要であれば俺が借りているサーバを停止します！

上記認識はあくまでも俺個人の見解です。

ちなみにサーバはコマンドであれば shutdown コマンドもしくは halt -h now 、コントロールパネルであれば[停止]ボタンを押せば止められます。